目と手の協応運動
施設名:輝HIKARI 志木
実施日:6月26日(水)
内容:目と手の協応運動
6月26日水曜日、私たちは療育プログラムの一環として、目と手の協応運動を行いました。協応運動とは、視覚と手の動きを連携させることを目的とした運動です。この運動は、特に発達障害のある子どもたちや、運動機能に課題を抱える子どもたちにとって重要なトレーニングとなります。目で見た情報を手に伝え、正確に動かすことで、視覚と運動の協調性を高めることができます。
この日の活動では、1から15までの数字をランダムに配置したカードを使用し、目で指定された数字を見つけて手でタッチする課題に取り組みました。数字の配置はランダムであり、子どもたちは目で数字を探し、手でその位置を正確にタッチすることで、集中力と反射神経を養いました。このような運動は、視覚と手の動きを一致させる練習となり、日常生活での動作の正確さやスムーズさを向上させる助けとなります。
参加者たちは一生懸命取り組み、最初は戸惑いながらも、徐々に課題に慣れていきました。一部の子どもたちは最初のうち数字を見つけるのに時間がかかりましたが、スタッフの励ましやサポートを受けながら、最後まで諦めずに取り組む姿が見られました。このような活動を通じて、子どもたちは成功体験を積み重ね、自信をつけることができます。また、ゲーム感覚で楽しみながら学べるため、自然と集中力や協調性が養われます。
協応運動とは、視覚や聴覚などの感覚と、手や足などの運動を連携させるための運動やトレーニングのことを指します。この運動は、感覚入力と運動出力の間の連携を強化することで、日常生活や学習、スポーツなどでのパフォーマンスを向上させることを目的としています。
目と手の協応:視覚情報をもとに、手で物をつかむ、描く、指示された場所をタッチするなどの動作を行います。
例:指定された色や形のブロックを見つけて積み上げる、数字やアルファベットのカードを順番にタッチする。
目と足の協応:視覚情報をもとに、足でボールを蹴る、ステップを踏むなどの動作を行います。
運動技能の向上:手や足の動きを正確にコントロールできるようになる。
集中力の強化:視覚や聴覚に集中しながら動作を行うため、集中力が養われる。
反応速度の向上:感覚情報を迅速に処理し、適切な動作を行うことで反応速度が向上する。
自信の育成:成功体験を通じて自信をつけ、自己肯定感を高める。
協応運動は、子どもから高齢者まで、幅広い年齢層にとって重要なトレーニングです。特に発達障害や運動機能に課題がある人々にとっては、生活の質を向上させるための有益な方法となります。